インドのアーユルヴェーダー(※1)のトリファラ(3大果実)のひとつ、
アムラ(※2)果汁をたっぷり黒糖入りわらびもちに練り込んだ手作り品です。
中に柚子入白あんが入っています。“カラダがよろこぶ”和菓子です。
安無量庵オリジナル商品です。
和菓子」と聞くと「甘い」イメージがありませんか?
『あむらっち』は和菓子だけど酸味があるのです
(もちろん甘みもあります)。
それは「アムラ果汁」をたっぷり使用しているからです。
アムラ(Amla)」は、サンスクリット語で「アムラキ(Amlaki)」英語で「インディアングーズベリー(Indian Gooseberry)」、日本では「インドスグリ」「余甘子(よかんし)」とも呼ばれます。 インド・ネパール・台湾・中国雲南省の海抜1500m以上の山の斜面に生えている木で、果実のみならず、葉、花、根にいたるまで薬として利用されています。中でも果実は、ビタミンC、ポリフェノール、ペクチン、ミネラル、多種類のアミノ酸などをたいへん豊富に含んでいます。 アーユルヴェーダでは、トリファラーといわれるアムラを含む3つの果実と、乾燥させた色々なハーブを混ぜ合わせた物が不老長寿薬の基本となっており、重要な若返り剤として伝統的に使われています。 下記の適応症の治療薬としてだけでなく、ジャムやピクルスの素材として、サプリメント、紅茶、ジュースなどの製品として重宝されています。
「あむらっち」の商品開発には実に2年かかりました。 「アムラ」に出会ったのは商品開発者が『体にいい食品を皆様に食べて頂きたい』との思いで 信州大学院で研究をしていた頃でした。 「アムラ」という聞き慣れない果物。 色々分析を重ねた結果、とても栄養素が豊富な事に驚きました。 思い立ったらすぐ行動!の商品開発者は「アムラ」を求めて台湾やネパールそしてインドへ!! 現地でこの果物を見て決意しました。 この果実をどうにか和菓子に出来ないか! アムラ果実 そこからが試行錯誤の連続でした。 実はこの「アムラ」、とてもとても難しい食材なのです。 何が難しいというと、「酸味」と「えぐ味」が強く、日本の食品に慣れた人だとそのままでは食べられない。 ひと口食べると口の中が「酸っぱい!!!」「苦い!!!」「渋い!!!」。 身悶えする状態になるのですから。 例えるなら渋柿をうんと酸っぱくしてそのまま食べる、っていう感じでしょうか。
果実自体は梅の実を少し大きくしたようなもので、現地では砂糖漬けやジャムなどで食されています。 アーユルヴェーダの3大果実のひとつである「アムラ」は漢方薬のような存在でもあり 滋養強壮の食べ物としても扱われています。 「良薬口に苦し」とはよく言ったもので、「薬」といえば納得です。 が、あくまでも「食品」にこだわり「美味しく」なければ意味がありません。 アムラ 「アムラ」の特徴を活かしつつ、美味しく、食べやすく、効率よく体に取り入れる。 その事を念頭に試行錯誤を重ねる日々。 様々な食材と試した結果、わらびもちと併せて出来上がったのが「あむらっち」です。 「アムラ」との出会いから約2年の月日が経っていました。 アムラ果汁たっぷりと練り込んだ黒糖わらびもちで包みました。 アムラの酸味を活かし、黒糖のコク、わらび餅の食感、柚子白餡の香り、 全てにこだわった和菓子です。
自信をもって出来上がった『あむらっち』ですが、 ただ「体にいい和菓子ですよ」ではいけません。
皆様にちゃんと知って頂く為に「財団法人 日本食品分析センター」様に 『あむらっち』の分析をお願いしました。
それが下記の数値です。
“あむらっち”分析結果(財団法人 日本食品分析センター分析試験結果による) | |
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総ビタミンC | 124mg/100g |
総ポリフェノール | 290mg/100g |
ORAC(抗酸化能力) | 110.00μmolTE/g |
※ ORACとは "Oxygen Radical Absorbance Capacity" の頭文字を取ったもので、文字通り活性酸素吸収能力を示します。
ORACは米国農務省,国立老化研究所で開発され、既に米国では一部の食品に抗酸化指標として表示がされています。
*参考:(財)日本食品分析センター (http://www.jfrl.or.jp/)
ちなみに参考としてその他の食品のORAC値は下記の通りです。
参考:その他食品のORAC値 | |
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食 品 | ORAC値 |
ブルーベリー | 62.20μmolTE/g |
赤ブドウ | 12.60μmolTE/g |
全粒粉パン | 14.21μmolTE/g |
ORAC数値が高いほど活性酸素吸収能力(抗酸化能力)が高いということになります。
上記の表と比べていただいてもわかるように、お菓子としては“あむらっち”は信じられないくらい
抗酸化能力値が高いことを示しています。
※ Antioxidant Unit研究会調べ http://www.antioxidant-unit.com/